2011/01/19

西東京市 おかし工房「マーブル」


セルザチャレンジのホームページよりご連絡をいただき、本日、西東京市の特定非営利活動法人ハンディキャップサポートウーノの会「おかし工房マーブル」に訪問させていただきました。
    

 
15年前に保谷市の親の会として「お菓子工房マーブル」を始め、2002年にNPO化した団体。

工房では15年間、十数名の障がいのあるメンバー(施設利用者)と共に母親のみなさまが中心となって、こだわりの材料をもちいて美味しいお菓子を作り続けてきました。

パウンドケーキやクッキーを、FAUCHONの紅茶やチョコレートなど贅沢な素材を使い、愛情をこめて一つ一つ手作りしています。
  
可愛いおうちのデザインのラベルを見てみてください。
屋根の部分を一つ一つ担当のメンバーが色ぬりしているのです。

しかし今後、障害者自立支援法により20名以下の施設には家賃助成をはじめとした補助金がなくなることとなり、地域における働く場所の維持のために、事業収益の向上と利用者の増加が課題となっています。

一般企業で働ける方は企業への就労(施設からの卒業)が進み利用者が減るなか、施設として補助金を得るためには一定数の利用者を増やす必要があります。

一方で一般就労が実現していない利用者により生産性の高い仕事をして事業収益を生み出していかなければならないという、非常に難易度の高い取り組みが求められています。
  
現在は、地域のなかでマーブルのファンもでき、またバザーや市役所などでの販売で好評を得ていますが、今後さらなる事業収入が急務です。



本日はお伺いさせていただき、簡単な売れる仕組みづくり・マーケティングの考え方のご紹介を行い、今後地域や関与する人たちの個性を活かしたオンリーワンの付加価値のある製品作りと販売方法を考えていこうというお話になりました。


まずは、自分たちの内部環境・外部環境の洗い出しから。


今のメンバーで得意なことは何か?親の会120人の中で何か特別な取り組みはできないか?田舎の何か特産物などを活用できないか?地元で何か素材にできるか?新しい特徴のある製品を作るにあたって色々な人にアンケートをとってみるのはどうか?・・・・・などなど


どこにでもあるものではない、ここでしかできないような、ここにいるメンバーで作れるものを作り、伝えて、販売し、地域に障がい者の働く場と家族が暮らせる場が維持できるようにお手伝いできましたらと思います。


マーブルのパウンドケーキやクッキー、素敵な刺し子ふきんのお土産セットをいただいてしまいました。


お店は、西武新宿線「西武柳沢駅」の近くにあります。

とっても美味しいので、ぜひそのお味を一度お試しください!



「おかし工房マーブル」
住所:西東京市保谷町3-20-4
交通アクセス:西武柳沢駅より新青梅街道方向7分
ピンクの屋根のお店です。
TEL&FAX:042-469-7354
E-Mail:ma-buru1@jcom.home.ne.jp
開所時間:9時~16時(土、日、祭日休み)


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